電話占いで鑑定してもらった結果、占い師から指摘されたことがズバリ的中した経験がある方もいるでしょう。最近では、占いの結果が当たりすぎて、占い師に相談しないと不安な状態が続いてしまう方も多いそうです。
しかし、あやしい電話占いにハマってしまったら、金銭的にも精神的にもどん底へとまっしぐら。
三年前から占いに依存しているのでカードの支払いがかなりきつくなってしまい、本当に悩んでいます。
(中略)
あってるか確かめるために何度も違う占い師に聞いたりします。
一番ひどいときは1日五回くらい電話していました。今は一週間に二度くらいです。
借金しても食べるものがなくても電話してしまいます。どうしたらやめられますか。
本気で悩んでいます。
引用元「yahoo知恵袋」
彼女のように、やめられない精神状態までなると、お金を気にせず電話してしまうのです。
最近多い「占い依存」とは?
最近年代を問わずに増えているのが占い依存症です。
占い依存症は女性に多いですが男性でも少なくはなく、一日の始まりを必ず占いで見ておかなければ落ち着かない、占いをしない場合には不安で仕方ない、占いが外れたらどうしようなどの複合型が多く、一種のメンタル系の依存と言っても過言ではありません。
最近では雑誌などの占いだけではではなく、本格的な占いを手近にできる「電話占い」なども占いの中で多くのブームを生み出しており、電話占い依存症の人も増えてきています。
「電話占い」のハマりすぎにご注意! – Peachy – ライブドアニュース
電話占いに依存してしまう原因
今までの占いは占い師の元へ出向いて行って対面で行うものが殆どであり、対人恐怖症などを持っている人は占い師の元へ向かえないということが多くありました。
基本的に占いは1対1の「対面式」であり、自分のことをうまく伝えられない、質問を伝えられないということも多く、満足のできない結果も少なくはありませんでしたが、電話占いの場合は、自宅や自室にいながらできるものであり、そのまま電話を介して占い師が占ってくれるものです。
タロットや水晶、姓名判断などほかにも一般的な占いのほとんどが電話占いに対応しており、人気の高い占い師は数時間予約を入れなければいけないこともしばしばです。
電話を介して占うので電話占いは声のみの対面であり、占い師の姿は見えないので対面する恐怖もなく、自室などからの電話であれば人に聞かれる心配もなくくつろいだ状態で希望する占いを行ってもらうことができます。
自宅から出ないで本格的占う衣ができるということと、より自分の本心をぶつけやすこともあり、電話占いは急速に人気を得てきました。雑誌などにも電話占いの特設ページができるほどであり、占い界に占い師、顧客ともに大きな革命を起こしたともいえます。
しかし
この自宅で聞いてもらえるということが依存しやすくなってしまう原因の一つでもあります。
また、電話占いは10分だけというミニマムタイムも可能であり、デートの前にどうしたらいいのかなどにも利用できるなどもあり、日常生活の一部になっている人もいるほどです。
こういった面からも依存しやすい占いであると言ってもいいでしょう。
また、話し相手が欲しいといった理由も電話占いに依存するきっかけになります。
ライフスタイルが夜型の仕事などだと時間の合う友人が見つからなかったり、部屋で一人きりという面も珍しくはありません。

当たる電話占いの本当の怖さ
電話占いは長時間も短時間も可能ですので、毎日のちょっとしたことを占ってほしい人から、ヘビーな悩みまで幅広く対応してもらえます。
自分の希望の時間に占ってもらうことや、夜中に誰かの声が聞きたい時などにも24時間対応の電話占いなどならば占い師が話相手にもなってくれます。
料金は発生するもののさみしいという感情を消したい時にも電話占いは有効な手段でもあり占い師を友人のように思ってしまう面が出てくる人も少なくはありません。
手近故におこってしまいがちな錯覚が電話占いには潜んでいます。
また、手軽に占いができることで今度は占いのない生活が難しくなってきます。

占いが生活の主導権を握ってしまい、自分で決定することをすべて占い師に電話で決定してもらうようになってしまうことが頻繁に起き始め電話が手放せない状態になります。
携帯やメール、SNSなどにハマリやすい傾向のある人は電話占いにもはまりやすい傾向があり、一瞬でも電話占いが途切れるとその空白に恐怖を感じるという状態になることも珍しくはありません。
電話も向こうに確実に占い師がいることはそのまま一人ではないという錯覚を得ることができますし、ましてその相手が自分にとって欲しい言葉をくれる存在であれば人は依存してしまいます。
携帯電話の普及、スマートフォンの一般化、これらも電話占いの依存への加速を促しており占う側も以前のように店舗を構えることなく自宅などで待機して空き時間を占いに使うなどができることもあり電話占いは加速度的に発展しました。
この双方の条件が依存症を生み出す根幹かもしれません。そして電話占いは主にクレジットカードでの支払いであるため、支払いが高額になってしまうこともしばしば陥ってしまいます。
占いに頼らないと不安な状態になると、借金してまで電話してしまう人もいると、2chの口コミでも見かけますので、「月々いくらまで」と自分で上限を決めておくこともおすすめです。
電話占い依存を脱却するには?
気軽に利用できる分ついつい事あるごとに電話をかけてしまい、気がついたら電話占いなしではいられないようになってしまうという方も大勢いらっしゃいまいます。ですが、依存から抜けたい出したいと考えられれば大丈夫。強い意思を持って脱却できるように頑張りましょう。
電話占いの依存は精神的依存であり、人によっては宗教依存に近い人もいるかもしれません。この依存を解くのはなかなか簡単なことではなく、たかが占いという言葉で片付けることができません。
脱却するにはまず次のことからやりましょう。
- ブックマークを外す
すぐに利用できないように、電話占いサイトのブックマークは外してください。依存症の人は気がついたらサイトを眺めています。
- 初めからきっぱりやめることを考えない
急に電話占いを絶つことは考えずに、きちんと回数と時間を決めて、それ以上掛けないようにまずは目標を立てましょう。
- 結果に納得いかなくてもジプシーしない
占い師はあくまでもアドバイスを得るためだけの存在です。そして間違うこともあります。
期待する答えを求めてジプシーをするのは安心感を得たいからですか?
最終的な答えは自分で見つけなければなりません。どんな結果でもとりあえず真摯に受け止めて、ただ肯定してもらいたいだけの占いは意味がないことを自覚しましょう。
占いにつぎ込むお金を別の目的で使ったら、他にいろいろな方法で悩み発散ができると思いませんか?
電話占いは上手に距離を保って利用しなければなりません。頼りにするのは構いませんが、占い師に話を聞いてもらう前に自分でできる解決策を考える癖をつけましょう。
それでも不安な場合は次のことをしましょう。
- 1…電話占いの番号を携帯から消去する
- 2…医師のカウンセリングを受ける
- 3…クレジットカートを停止する
基本的なものは
- 電話占いの番号を消去する。
- クレジットカードを停止する。
この二つで占いができなくなります。
ですが、占いができなくなっただけでは依存が買抜けだすことは難しく、禁断症状がでてきます。
ここで大事なのはカウンセリングを医師から受けることにより、心の奥底にある原因を形にすることです。
専門医は依存の原因を回答してくれるので占い師に聞いていたことを医師に話す感覚でもいいでしょう。電話占いにはまる人は言葉での解説を求めることが多く、人の声での回答を欲している人が多いです。専門のカウンセラーの言葉を受け止めながらゆっくりと依存を薄めていくことが大事になります。
それでも占いが気になって仕方がない場合は占い師に相談するという方法もあります。

ですが、出来れば占いではなくガーデニングやウォーキングなどの体を使った趣味を持つようにし、精神の疲れと肉体の疲れを連動させようにすることや、12時前に就寝してホルモンバランスを整えて精神面の安定調節、野菜などを多くとる食事にして睡眠のしやすい体に変えていくことのほうがいいでしょう。

12時前の就寝はホルモンの調整にも繋がり、体の活性化も促してくれます。依存によって乱れた生活を精神を健康にしていくことで依存も薄れていきます。
不安原因の一つとして、精神面の疲れに対して肉体の疲れが比例していないことが多くあり、じっくりとした入浴やストレッチで体の凝りをほぐし眠りやすい体制を作ることでも依存は減っていきます。
急激に引きはがして起きる拒絶反応がある場合は生活の一部を変えていくこと、とくに睡眠サイクルを作ってあげることで依存症からは脱出しやすくなります。
睡眠はメンタルに大きな影響を持つカテゴリーであり、質のいい睡眠を手に入れることで占いへの興味が減っていくだけではなく、内臓からの健康を入手できるようになります。
睡眠サイクルが調整できるようになってくるとライフサイクルも変わってきます。この段階で依存度はかなり低くなっていると思いますので、外出などを増やしてなるべく占いから離れた生活を作っていくようにしていきましょう。